ご質問本当にありがとうございました。
私が発信しているメルマガや、ポイント解説動画でも「利用者は神様ですので、、」という部分があります。
その意味について、動画でも解説していますが、もう少し詳しく解説しましたので是非お読みください。
いわゆる我が国の社会福祉基礎構造改革で、以前の措置権者が一方的にサービスを決める
「措置」
から、利用者が自由に福祉サービスを選ぶことができる
「サービス契約制度」
に変更となりました。
そうなると、今までの利用者は、サービス受給者となることになります。
もう少し突っ込んでいくと、消費者に近い感覚になるのですね。
いわゆる、商売では
「お客様は神様です」
という言葉がありますが、福祉サービス利用者も消費者に近い存在になったことで、限りなく「お客様」に近くなったと考える事ができるかと思います。
ですので、もう少し言い方を変えると
「利用者=サービスを受ける人=消費者=お客様=神様」
という関係が成り立つと思います。
ですので、社会福祉サービスを受ける方に関しては、上記の関係で問題を解くことができるかと思います。
その考えが最も現れるのが、いわゆる対人援助系の科目になります。
他の科目も、例えば地域福祉系も、利用者が喜ぶこと幸せになることを目指して地域福祉計画などを立てると考えれば解きやすいかと思います。
ですので、ほぼすべての科目で
「福祉の対象者・サービス受給者=神」
と考えて大丈夫だと思います。
もう少し詳しくいうと
「福祉のサービスを提供する側ではなく、受ける側が神」
ということになります。
提供する側のほとんどは、行政、専門職(医師、PT・OT、社会福祉士、介護福祉士、セラピスト)、民間の福祉サービス提供者(老人・障がい者などの施設、デイサービスなどのサービス)等になりますね。
ですので、同じ行政の方でも、市役所職員としての立場だと神ではありませんが、仕事以外の立場でプライベートで、何かの福祉のサービスを受けているのであればその場合は神になります。
一部例外があるかもしれませんが、例外のほうがはるかに少ないですので、上記のルールに従って問題を解いたほうがはるかに解答率は上がります。
試験は、如何に正解の数を増やすかがすべてですので、深く考え過ぎないことが大事です。
哲学的な深い部分は、合格してからも十分時間がありますからね。
また、利用者=神という考えもあくまで、試験問題を解く場合に非常に有効な考え方でして、実際の業務では、利用者さんと、家族との関係がうまくいっていないなど、その考え方ではうまくいかない場合も当然あります。
ですので、あくまで試験問題用の考え方と割り切ってください。
ただ、利用者さんが最も中心にあるのは、大原則だと私は思っています。