資格を取るには社会福祉士は、だれでもがなれるのではありません。

社会福祉士の受験資格を持った人が、社会福祉士の国家試験を受け、合格して、財団法人 社会福祉振興・試験センターへ、氏名、生年月日、その他厚生労働省令で定める事項の登録を受けなければなりません。

参考HP
http://www.sssc.or.jp/touroku/index.html

つまり、社会福祉士になるには大きく3つのハードルがあるのですね。
1)社会福祉士の受験資格を取得する
2)社会福祉士国家試験に合格する
3)財団法人 社会福祉振興・試験センターへ登録手続きをする

という流れになります。

ちなみに余談ですが、財団法人 社会福祉振興・試験センターへの登録手続料は登録免許税15000円 登録手数料4050円 合計19050円(平成23年現在)がかかります。意外とかかりますね。

では、社会福祉士の受験資格を取得するにはどうすればいいのでしょうか?

財団法人 社会福祉振興・試験センターのHPによりますと、社会福祉士国家試験の受験資格は、法令等により次のいずれかに該当する者となっています。

受験資格取得ルート図

http://www.sssc.or.jp/shakai/shikaku/route.html

この図によりますと、大きく3つのコースがあることがわかります。

大学等で「指定科目」を履修した者

福祉系大学と一般の大学では、要件が違いますので、ご注意ください。

社会福祉士「短期養成施設」「養成施設」を卒業した者

同じく、養成施設の説明は
http://www.sssc.or.jp/shakai/shikaku/s_12.html

に詳しく載っています。

福祉事務所の査察指導員等の実務経験が4年もしくは5年(平成24年度まで)以上ある者

詳しい説明はこちら
http://www.sssc.or.jp/shakai/shikaku/s_10.html
に載っています。

の大きく3つに該当する方が、社会福祉士の受験資格者となります。

つまり、大きく

●社会福祉系の大学で指定科目を履修する(専門学校も入ります)

●養成施設で指定科目を履修する

●公務員で、福祉事務所で実務経験を4年もしくは5年以上(平成24度までです)する

の3つの方法のいずれかに分けることができるんですね。

この中で、比較的短期間で社会人の方でも履修しやすいのが、養成校での履修ではないでしょうか。4年生大学を卒業していれば最短で1年で履修する事ができます。

また、注意が必要なのが、社会福祉系の大学の中に入る、短期大学等履修者(いわいる福祉系専門学校の殆どがここに該当します)は、卒業後実務経験が1年から2年必要だということです。

なかなか仕事をしながら受験勉強をするのは自分にはむいていない、と思われる方は、実務経験が必要ない養成施設をお勧めします。