トヨタ自動車が新型のロボットアームを開発したそうです。
トヨタと言えば、カンバン方式の流れ作業やその流れ作業での産業用ロボットを想像してしまいますが、今回のロボットアームは家庭用ロボットへの搭載を想定したものだそうです。
具体的な内容ですが、
- 手首、肘、肩の7軸すべてにトルク(回転力)センサーを搭載。外部からの衝撃を検知して 軌道修正や停止するため、力を最適化でき、安全性が高い。
- 位置決めによる通常の制御だけでは困難だった複雑な作業も可能になる。
などの先進技術を搭載しているようです。
実際の写真はこちら
http://www.nikkan.co.jp/news/images/nkx20131106aaaq.png
写真で見る限りでは、まだ5本の指はないようですが、近い将来きっと指がついたアームが出るんでしょうね。
ロボットアームを介護にも使えないでしょうか?
以前このブログでも「介護ロボットが介護を変える?」という題名で記事を書きましたが、このところグーグルやトヨタ・日産の自動運転車などの自動化やロボット化が急速に進んでいますが、この流れは確実に、将来介護分野にも応用されると、私は感じています。
自動運転車は、高齢者の通院やお買い物、デイサービスなどの送迎などに応用できそうです。
今回のロボットアームも、まずは自宅や、高齢者施設の高齢者の部屋の掃除・テレビ等のリモコン操作・ベッドサイドでの食事介助・褥瘡防止の寝返りを自動で行うなどなど、さまざまな介護動作を代用できそうです。
もちろん安全性を一番に考えないといけませんが、人も完全ではありませんので、ヒューマンエラーの確率と、ロボットによるエラーの確率とが逆転すれば、ゴーサインが出るのではないでしょうか?
その分野でも日本は世界最先端だそうですからhttp://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0900Z_Z01C13A1PE8000/
日本ではこれから、確実に介護を必要とする高齢者が増える一方で、介護の担い手が不足するのは目に見えています。その場合の現実的な解決策は大きく2つ
- 外国から人手を持ってくる(輸入する)
- 人以外のロボットで代用する
しかありません。しかし、外国人の担い手は日本独自の文化もありなかなか進んでいません。一方、日本はまだまだ技術大国です。私は、ロボットでの代用の可能性が日本では高いのではないかと思っています。
頑張れニッポン!!