こんにちは、木塚です。
今日はタイトルの通り、受験生から必ず受ける質問の一つ、「不安」について書いてみたいと思います。
不安
先程受験生と書きましたが、受験生に限らず、人は生きている限り必ず不安な気持ちになることがありますね。
どんなことに不安を持つかどうかは、人それぞれでしょうが、代表的な不安をあげてみると
- 金銭に関する不安
- 健康に関する不安
- 仕事に関する不安
- 人間関係に関する不安
などでしょうか。
これ以外にも、意外と多いのが
「特に具体的なことに対しての不安はないが、ただ漠然とした不安がある」
という不安です。
介護・社会福祉士の試験でも、
「今年落ちてしまった、来年は受かるだろうか?」
とか
「今の勉強方法で、合格ラインまで届くのだろうか?」
など、あなたにもさまざまな不安が襲ってくるのではないでしょうか?
このような、不安に対してあなたはただじっと耐えるしかないのでしょうか?
安心してください。
決して耐えるだけしか方法が無いわけではありません。
不安というものの正体をしっかりと理解することで、対応することができるのです。
それにはまず、不安についてよく知っておかなくてはいけませんね。
では不安とは一体どういうものでしょうか?
それは、
「今現在ではなく将来の予測できない不安定さに対しての恐怖」
と言い換えることができると思います。
人は明日などのすぐ先のことはもちろん、10年後の将来の事に対してある程度の予測はできても、100%の予測はできません。
その予測できないことに対して、自分が完全にコントロールできないことに対して不安を抱くのです。
ここが大事なポイントで、不安の原因は
「自分では完全にコントロールすることができない将来に対しての恐怖」なのです。
そのことがわかれば、不安に対応する方法はたったの2つしかないことがわかります。
つまり、
- 不安になったとき、少しでもコントロールできることを探して、自分で行動する
- 明日の天気のことのように、自分では全くコントロールできないことについては、行動しない(できない)代わりに心配しない(不安にならない)
の2つです。
例えば、試験当日の天気について考えてみましょう。
試験当日の天気が雪かもしれないとわかった時、受験生のあなたがとるべき行動は
雪がどの程度降るかどうかは自分ではコントロールできないので、雪が降ることそのものについては何も心配しない。
その代わり、できるだけ試験会場までの交通機関の情報を手に入れ、それに応じて長靴や前日に試験会場近くのホテルに泊まれないかなど、自分ができることに集中しあらゆる行動をおこす。
ということなのです。
勉強についても同じように、試験の結果そのものは自分ではコントロールできませんので、落ちたらどうしようなどの試験の結果については心配しない。
その代わり、自分がコントロールできること、例えば毎日少しづつでも過去問題を解いてみるなどの行動をおこすのです。
この、自分でコントロールできることと、できないことを見極めることができれば、不安は全くなくなるとは言わなくても、かなり軽くなるはずです。
ちょっと考えてみてください。
あなたは今まで、何かを心配することで、役に立ったことはあったでしょうか?
多分なかったはずです。
何か役に立ったことがある場合、それは必ず何らかの行動を起こした場合ではなかったでしょうか?
自分ができることに集中し行動する。
それ以外は心配しない。
これが不安を無くす最も簡単で強力な方法なのです。