年金

今日、安倍総理が正式に消費税を来年の4月から8%へ増税すると発表したので、完全に影に隠れてしまった感がありますが、実は密かに今月から年金の支給額が減額となります。

なぜ減額?

ではなぜこの時期に減額となるのでしょうか?

最近デフレという言葉をよく聞くようになりましたね。このデフレですが、物の値段が下がることをいいます。反対に上がることを、インフレというのですね。

日本はこのデフレがずーっと続いていたのですが、さらに2000年~2002年の約3年間物価が下がりました。
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なので、理屈から言いますと物価が下がって物の値段が下がっているのだから、年金もそれに合わせて下げるという事になるのです。

これを専門用語で「年金の物価スライド制」といいます。

詳しくは日本年金機構のこちら
http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=3245
に書いてありますが、簡単に言いますと、物価が上がれば年金額もそれに合わせて上げ、下がればそれに合わせて下げるという制度になります。

ですので、デフレで物価が下がれば当然、年金額もさがるのですが、政府はこれを行わず本来より2.5%高い水準で支給していたのですね。

これをまた専門用語で特例水準といいます。上記のサイトにも説明があります。今回この特例水準を計画的に(一気にやると、生活が厳しくなるため)解消するようにしたのです。

まずは10月から1%の減額となります。国民年金の場合、年金額が月6万円とすると、月に約600円の減額となります。ただでさえ、厳しい国民年金生活者にとってはさらに厳しくなりますね。

来年の4月には消費税も上がりますし、、、

法人には法人税を下げるということを行うようですが、、、
http://www.nikkei.com/article/DGXDASFS3006A_Q3A930C1MM8000/

うーんやはり元の自民党に戻りつつあるんでしょうかね。
ちょっと心配です。