前回に引き続き社会福祉士及び介護福祉士法からの説明になります。
今回は、介護福祉士の義務等から試験のポイントの解説になります。
介護福祉士は介護についての専門的な知識を持って、介護を行う専門職という立場にあります。
ですから、当然専門職としての義務が発生します。今回はこの介護福祉士の義務のポイントを説明してみます。
まず義務には以下のようなものがあります。
守秘義務
これは専門職としては当たり前の義務になりますね。介護福祉士の仕事上知り得た秘密は、守らないといけないという義務です。
試験でのポイントは、介護福祉士の期間中はもちろんですが、介護福祉士でなくなった後も、この守秘義務は守らないといけないというところになります。
ひっかけで出やすいので注意しましょう。
誠実義務
これも、読んで字のごとくですが、専門職として、職務に誠実に取り組まないといけないということになります。
介護福祉士の場合、職務をいい加減にしたら命に関わる場合も多くありますので、特に注意が必要ですね。
また、あくまで利用者中心に職務を行わないといけません。
試験では、この義務にひっかけて介護福祉士や家族の立場からのひっかけ問題がよく出ていますので注意しましょう。
連携
介護福祉士は決して一人では、仕事を完結することはできません。
ですので、他の関係職種・者の方との連携が必ず必要になってきます。
また、関係者の中には利用者のご家族も入ります。
資質向上の責務
これは義務ではなく責務なのですが、介護福祉士は合格して登録すれば、それで勉強は終わりということではありません。
専門職ですので、専門知識の勉強や実践等、常に自分の資質の向上を意識して、向上しなければいけないのです。
匠の職人が、技に終わりはないということと本質は同じですね。
義務等の説明は以上になります。
後、禁止事項もありますが、ちょっと長くなりましたので次回説明してみたいと思います。