社会福祉士 過去問題解説講座 2024年(第36回試験) 心理学理論と心理的支援 問題13のYouTube解説動画を公開しました!
今回の問題のポイント
この問題を解くポイントは、 PTSDの回避症状とは何か を正確に理解することです。
- 回避症状 とは、トラウマとなった出来事を 思い出させる 場所、人、状況、会話 などを 意図的に避ける ことを指します。
選択肢を一つずつ見ていきましょう。
- 「ささいな事でもひどく驚いてしまうようになった。」→ これは 過覚醒症状 (ちょっとした刺激に過剰に反応してしまう)の例です。
- 「事故が起きたのは全て自分のせいだと考えてしまう。」→ これは 認知と気分の陰性の変化 (自己否定的な考えを持つようになる)の例です。
- 「つらかった出来事を急に思い出すことがある。」→ これは 侵入症状 (フラッシュバックなど)の例です。
- 「交通事故にあった場所を通らないようにして通勤している。」→ これは 事故を思い出させる場所を避けている ため、回避症状 の例です。
- 「大声を聞くと虐待されていたことを思い出し苦しくなる。」→ これは 特定の音 (ここでは大声)が トラウマを想起させる ため、侵入症状 の例です。