介護福祉士 過去問題解説講座 2023年(第35回試験)領域 社会の理解 問題18のYouTube解説動画を公開しました!
今回の問題のポイント
この問題は、生活困窮者自立支援法の対象者、支援内容、位置づけなどを理解しているかを問うものです。選択肢の中から正しい記述を選ぶためには、以下のポイントを押さえる必要があります。
- 対象者: 制度の対象となるのはどのような人か。
- 支援内容: 制度ではどのような支援が提供されるか。
- 位置づけ: 制度は社会保障の中でどのような位置づけにあるか。
対象者
経済的に困窮し、最低限度の生活を維持することができなくなるおそれのある者
ただし、子どもの学習支援事業については、生活保護受給家庭の子どもも対象となる
支援内容
- 必須事業
- 自立相談支援事業: 困窮に至った経緯や生活状況などを把握し、個々の状況に応じた支援計画を作成。
- 住居確保給付金: 離職等により住居を失うおそれのある方に、一定期間、家賃相当額を支給。
- 任意事業
- 就労準備支援事業: 就労に向けた基礎能力形成のための支援、求職活動支援等を実施。
- 一時生活支援事業: 住居のない方等に対し、一定期間、宿泊場所や衣食を提供。
- 家計相談支援事業: 家計状況の把握、収支改善に向けた相談支援を実施。
- 学習支援事業: 学習習慣の定着、高校進学等の支援を実施。
- その他: 地域の実情に応じて、様々な自立支援事業を実施可能
位置づけ
生活保護に至る前の段階の生活困窮者に対する 「第2のセーフティネット」 として位置づけられている
生活困窮者の自立を支援し、生活保護への移行を防ぐことを目的としている