こんにちは。今年度の介護・社会福祉士試験も終わり、来年の試験に向けて新たに頑張っておられることと思います。
このブログでは、介護・社会福祉士の試験勉強について、勉強方法はもちろん、体調管理やモチベーションの保ち方など、さまざまな分野から合格する方法を書いていきたいと思います。
私も、毎年新入生への講義を行っていますが、毎年必ず新しい試みをしながら、試行錯誤でやっています。
実践での講義で行ったことをフィードバックできることもあるかと思いますので、ぜひ試験勉強にお役立てくださいね。
さて、早速ですがあなたはお仕事をされていますか?
学生さんの場合はお仕事はされていないかと思いますので、今回の話はちょっとピント来ないかもしれませんが、いずれ仕事をする場合に、お役にたつかと思います。
仕事をされている方で、介護福祉士などの資格をとろうと思ったとき、実際に勉強を始めてみると、ほとんどの方が思うことがあります。
それは、、、
「勉強する時間が取れない!」
ということです。
私も流通業界にいたとき、中小企業診断士の試験を受けようと勉強を始めましたが、同じことを思ったのを覚えています。
また、ネットでも同じように感じている方からの質問がたくさんあります。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/3076955.html
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1471633.html
学生さんでも時間が取れないと質問されています。
回答もいろいろとありますので、ここでは私がおすすめする方法を書いてみたいと思います。
まず、あなたは
「パーキンソンの法則」
という法則をご存知でしょうか?
これはかなり有名な法則で、
「仕事量は与えられた時間を使い切るまで膨張する」
という法則になります。
なんのこっちゃと思われたかもしれませんので、実際の例をあげてみますね。
例えば、今日は家族で外食の日だから定時で帰らないといけないという場合、定時まで普段よりかなり集中して仕事をこなすと思います。
しかし、ほとんど仕事が終わりかけた定時30分前に家族からキャンセルの電話がかかってくると、定時で帰れたはずなのに、とたんに残業してしまうのです。
これはまさにパーキンソンの法則がいう、与えられた時間が定時までの30分から、終電まで残業できるという数時間まで膨張したからなんですね。終電までという与えられた時間を使いきるまで、仕事量は膨張するのです(^_^;)
別な例ですと、あなたが土曜日に友人を家に呼んで、ちょっとして夕食会をしようと思ったとします。
夕食会の時間は19時にしたとしましょう。
するとあなたはその日のお昼から、もしかしたら数日前から、どの料理にしようかとか、どこに買い物にいこうか?とか、夕食会について準備を始めると思います。前日からだと、約1日半夕食会に費やしたことになりますね。
しかし、前日の仕事が立て込んで、土曜日の17時ごろまで休日出勤をしないといけなくなったとしましょう。あなたは慌てて予定を組み直して、夕食会の準備をし直しますが、不思議なことに殆どの場合全く準備ができなかったということはなく、工夫をしてそれなりに準備をしてしまいます。
何十人も夕食会に呼ぶならちょっと話は別ですが、たいがいの場合できてしまうのです。
この場合、準備にかけた時間はたったの2時間です。
つまり夕食会を行うという目的を達成するためにかけた時間が、数倍違うのです。
ではなぜ、2時間で出来たのでしょうか?それは夕食会の日時を変更しなかったからなんですね。これを、今回は仕事が入ったからといって、また来週の土曜日とすると、準備期間が1週間伸びてしまいます。
つまり、仕事(用事)は決められた時間まで際限なく伸びるということなんですね。
このことから言えることはたった一つ、
「デッドライン(期限)を設けない仕事は終わらない」
ということなんですね。
なので、今まであなたが期限を決めず、終わるまでやるとしていた仕事を、これは30分で終わらせるとか、定時まで終わらせると決めてやってみてください。
実は意外とその決めた時間内で終わることが多いんです。しかし、対人サービスである介護などの仕事は難しい面もあるかと思います。その場合は、仕事ではなく、家での雑務などを時間を決めてやってみるのをおすすめします。
例えば、掃除であれば1部屋を終わらせるという考えでは、その部屋の掃除が終わるまで掃除の時間が膨張してしまいます。そうではなく、15分で終わらせると考えるのです。
そう考えることで、部屋のどの部分を先にやったほうがいいかなど工夫し始めるのです。
そして、15分経ったらきっぱりとやめます。続きは、また次の機会にやればいいのです。
15分でできないなら、次は20分などと少しづつ伸ばしていって、最短でできる時間を調べます。そして、次からはその時間内で終わるように決めるのです。
私も親に夕食を作っていますが、時間は30分以内と決めています。
タイマーをセットしてできるだけその時間内でできるように工夫しています。
大概の場合この時間内でできるとわかったからです。これ以上かかった料理はよほど時間に余裕が無い限りしません。
最初はせいぜい1品~2品が限界でしたが、色々と工夫して今では、30分で大体3品から4品作ります。つまり、多少の時間のズレはありますが、時間を決めることが大事なのです。
この記事も大体1時間以内で書くように決めていますが、45分で書きました。何度も書きますが、デッドライン(期限)を決めて仕事や雑用を行うよう心がけてみてください。
きっとその時間内に終わるようになってきますよ。
1日に1時間勉強するのであれば、予めその時間帯を決めておいて、その他の用事を勉強を始める時間までに終わるようにするのです。
つまり
勉強を始める時間=仕事、雑用を終えるデッドライン
になるんですね。
いかがでしたでしょうか?
是非今日からひとつでもいいので実践してみてくださいね。