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前回までは主に意志の強さをどうやって維持していくかについて書いてきました。

今回からは、より具体的な受験勉強の方法やノウハウなどについて書いていきたいと思います。

 

今回は、受験勉強と一般の勉強との違いとそれに基づいた受験勉強の捉え方についてです。

此処で言う一般の勉強とは、何か学校に合格するため・資格を取得するためではなく、ただ純粋に自分がまだ知っていない、知識や技術を習得したいという勉強を指すことにします。

例としては、社会人向けの講義を受けたり、専門的な本を読むことなどが挙げられると思います。

では、あなたは、受験勉強といわゆる一般の勉強との違いを考えたことはあるでしょうか?

「新しく何かを学習するのは受験勉強も、勉強も同じじゃないの?」

と思われるかもしれませんね。

私もそう思っていた時期がありました。
しかし、勉強に「受験」という文字が付くだけで、実は大きく内容が違ったものになるんです。

では、受験勉強と勉強との違いはどう違うのでしょうか?

私なりに分かりやすく箇条書きに書いてみました。


受験勉強  VS  勉強

  • 試験範囲が決まっている  VS  範囲がない
  • 試験日時が決まっている  VS 期日がない
  • 合格ラインがある  VS 合格ラインはない
  • 興味がない、苦手な分野も出題される  VS 自分の興味だけを勉強できる
  • 過去問がある  VS 過去問はない
  • 出題の傾向がある  VS 出題傾向はない

どうでしょうか?

ちょっと考えただけで、これくらいの違いが見つかりました。
では、1つ1つ解説していきたいと思います。

まず最初の

・試験範囲が決まっている  VS  範囲がない

についてです。
これは、社会・精神保健・介護福祉士の受験勉強をやる場合、最もポイントになる点です。

受験勉強は一般の勉強と違って、殆どの場合試験範囲が決まっています。
社会・精神保健・介護福祉士の受験勉強でも、もちろん範囲が公表されています。

これは、逆をいえば試験範囲以外の分野は、試験に出ないということです!
そう考えると、戦略を立てやすくなりますよね。
ではその戦略とはなんでしょうか?

そうなんですね。

試験範囲はどこか、どの分野まで試験範囲なのか?

を受験勉強を始める前にしっかり理解しておかないといけないんです。

これをやっていないと、試験勉強をはじめても、自分が勉強しているところが試験に出るのか、出ないのかわからないまま、ただ漠然と試験勉強をしているという事になりかねません。

試験に出ない分野をいくらやっても、はっきり言って時間の無駄です!

高校受験の時に、高校で習うような範囲の勉強は、超難関校以外はやらないですよね。
それと同じで、試験範囲をまずはしっかりと理解することが大事なんです。

誤解のないように言っておきますと、試験範囲以外の勉強が全く役に立たないかというと、そうではありません。
人生で生きて行く上では、様々な勉強が役に立つことがたくさんあります。

 

ただ、受験勉強は「合格」という最終ゴールが決まっています。

そのゴールに向かっている場合の勉強では、試験範囲以外の勉強は一旦やめておきましょうという事を言いたいのです。

受験勉強をしていて、興味が湧いた分野が出てきて、「もっと深く知りたい」と思われるかもしれません。

しかし、よほど余裕がある場合を除いて、合格までは試験範囲の勉強に集中すべきです。

自分が興味がある分野の勉強は、合格してからでも十分間に合います。
ですので、まずは

「試験範囲を理解して、試験範囲を集中的に勉強する」

ということを心がけてください!
ちなみに試験範囲(科目ごとの出題基準)は、こちらのサイトにしっかり載っています。