応能負担とはその名の通り、能力に応じて負担する方法です。
前回の応益負担とセットでよく試験にでていますので、両者の違いを確実に理解しておきましょう。
ここで言う能力とは何か?ということなんですが、非常に簡単に言いますと、
「収入」
ということになります。
能力というと、計算ができるとか、物を作れるとか、実務的なことを思い浮かべる方が多いかと思いますが、応能負担の場合は、はっきり「収入」ということですね。
つまり、収入が多い人ほど負担を多くしましょうというのが、応能負担ということになります。
一番わかり易いのが、所得税ですね。
所得税は、一律に払うのではなく、収入が多い人ほど、多くの税金を払うことになります。
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2260.htm
上記の国税庁のサイトをご覧になると、税率が所得が多くなるほど上がるのがわかります。
1,800万円を超えると、37%となり約4割が税金となる(^_^;)のです。
介護保険や障害者総合支援法などの福祉のサービスの一部で、応能負担が適用される場合があります。
つまり、ある一定の収入がある方は、前回の応益負担になるのですが、それ以下の収入の場合は、応能負担が適用されるといった場合です。
同じように後期高齢者医療制度では、医療費負担が収入によって変わりますね。
http://www.city.sasebo.nagasaki.jp/www/contents/1280108104327/
こちらに動画でも説明していきますので、ぜひご覧下さいね(^^)
http://www.youtube.com/watch?v=PD4b5fa3Vxs